お久しぶりです◎近況報告や、声帯のこと

皆さま
おひ
さし
ぶりです!田中です♩

 

前回ここにブログを残したのが2016年5月。

 

早いもので地元に帰って来てから2年が経とうとしています。
心配してご連絡くださった方々や、元気にしてる?と常々気にかけていただくことも。本当にありがとうございます。
東京での生活とはガラリと環境が変わり、
現在はボーカルトレーナーとしてレッスン三昧の日々を送っています。
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声や、歌の勉強は面白く、
勉強、研究し、技術を習得して生徒さんに伝え教え、
声や身体が変化していくことの喜びは大きいです。
歌が苦手な方、声を出すのが怖い方。
カラオケの点数がどうやってもこれ以上上がらないんです!
滑舌が悪い、仕事で声が小さいと注意される、通る声で歌いたい!
自分の声が嫌い…コンプレックスがある…
そんな様々な理由、悩み、目的で
ボーカル教室の扉を叩いて来られる生徒さん。
そんな生徒さんと小さなブースの中で向き合い、
レッスンを一緒に作り上げていくことも、
生徒さんと一緒に悩んだり、笑ったり、悔しがったり、喜んだり。
尊い時間を過ごさせてもらっていると実感しています。
私の仕事はボーカルトレーナーとして
生徒さんに教える仕事、ではあるのだけれど
同時に私の方が生徒さんに教えられているということ。
毎週、隔週、様々な悩みや課題を持ちながらも
「歌が好き!」という気持ちと共に
自分と向き合って楽しんでいる姿を見せてもらえること。
本当に幸せな時間を過ごさせてもらっています。
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ボーカルトレーナーになってから
1年半の間はダブルワークでアルバイトもしておりました。
(福島のハワイで有名な場所ですw)
そちらの就業先もこの間の年末、最後の出勤を終えたところです。
凄く自分自身を成長させてくれた場所であり、
大人になってからこんな風に出会えるんだ!と思えるほど
素敵な仲間に出会わせてくれた大切な場所でした。
…と、少し一息ついたところで
いつのまにか自分が思うよりもオーバーワークをし過ぎてしまったようで。
身体を壊すこともありました。
自分のキャパを超え過ぎないように、とは思っているものの
頑張るぞー!と息巻いてしまうと中々に走り続けてしまう性分でして…
今年は心身ともに無理しすぎないようにしたいなと、思っているところです。

私の声帯の写真。

ここからは「声」のお話になります。

去年、体の不調が大いに出る年となったのですが、

一番悩んだのが声帯、鼻の不調でした。
掛け持ちのアルバイトで声出しが中心だったこともあり、
レッスンでも基本的に一日中喋りっぱなし。
日常的に咳き込むことが多くなり、
その日その日で声の調子が様変わりして
酷い時は嗄声(かすれ声)になった後に、全く声が出なくなってしまうことも。
のど飴が手放せない…(値段お高めののど飴を片っ端から試したり)
そんな日々を軽く半年以上
誤魔化し誤魔化し過ごしていました。
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久しぶりに少し空き時間ができた時のこと、
歌いたいな〜とスタジオに入ってアコギ弾き語りをしてみました。
あれ…裏声が全く出ない…?
少しは出るのだけど、声が枯れてる、などのの域ではなく、
全く声にならない。発声が出来ないという。
初めての経験でした。
かなり、怖かった。
さすがにおかしいと感じて耳鼻科に駆け込んだところ。
副鼻腔炎との診断(これは予想がついていた)
そして、声帯に白い影があり
そこはハッキリとは診断できないから
念のため大きい病院で診て貰った方が良い、と。
「こんなに放置しないで声帯に異変を感じたら、すぐに耳鼻科に来なきゃダメだよ」とお医者様より。
日頃から生徒さんに教えている立場にも関わらず
忙しさにかまけて自分自身のケアがおざなりになっていたことや、
それに伴い沢山の方々に迷惑をかけてしまうこと。
本当に反省をしました…
その後、大きな病院で検査してもらい撮影してもらったのが冒頭の写真になります。
現段階でポリープは出来てはおらず、恐らく日常的な喉の酷使から来る炎症。
今後、ここから悪化してポリープになる可能性もあるとのことで
まずは投薬と、声の出し方に気をつけて過ごすことが必要になりました。
もしその三ヶ月で症状の改善がなければ手術も視野に入れましょう、と。
「高音を出したり、大声を出したり、声を張ったりしないようにね」と言われ、
この三か月は、生徒さん含め周りの方々に大変ご迷惑をお掛けしてしまいましたが必要最小限の声出しに留めさせていただきました。
結果的に抗生物質で副鼻腔炎が治っていったことと、
声の出し方に気をつけて日常を過ごすことにより
声帯の不調も徐々に緩和されていき、少しずつ歌うこともできるようになりました。
思い返せばボーカルトレーナーになって程なく、
ボイストレーニングを習得していくと共に
私自身の発声法に変化が訪れました。
今まで出来ていなかった喉を開けての発声や、
声帯周りの筋肉を使う発声法を習得していた頃でした。
(当時は気づいていませんでしたが)
その頃に、既に患っていて無自覚だった副鼻腔炎。
 
 
経験ある方も多いと思うんですが、
鼻づまりの時ってうまく息が抜けていかなくて
声が通らなくて歌いづらいですよね。
 
 
そもそも副鼻腔炎というのは
風邪をひいた後なんかに鼻腔の中にウイルスが入り込んできたり、
膿が溜まってしまったりして発症することが多い症状です。
 
 
鼻腔が正常に機能していない状態での発声は
声帯にものすごく負担がかかるんですね、、
私の場合は、その状態で声を張り上げて一日中過ごしているし
毎日ただただ声帯を酷使し続けるような、
そんな日常を半年以上も続けてしまったものですから…
不調も当たり前の出来事でした。
 
この経験を通して更に
生徒さんの声の変化や不調にも
敏感になることができて
発声法についても知識を深めていくことができました。
何より、自分があまり声を出せない時期には
生徒さんの歌声がいつも以上に響いて…
 
「歌うことはなんて素晴らしいことなんだ」と
本当に励まされていました。
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