家族に戻っていく


幸せだ。幸せだ。幸せだ。

感じ尽くしてしまおう。こんな夜は。


幸せなんだ。

それは元からあったんだ。

気付かなかっただけだ。

気付けなかっただけだ。


巡り巡って

隣り合う人と笑い、

音楽に身を委ねて身体を泳がせていると


ふと家族の顔が浮かぶことがある。 

地下のライブハウスで。笑



音楽に興味のある親ではなかったし、

私のやっていることを

事細かに聞いてくれたようなことがあるわけでもない。


でも、もしかしたら

私の中の子供の頃の女の子が


「ねぇお母さん聞いて聞いて!こんなことがあってね」


って、学校からお家に帰って伝えるみたいに、そしてうなづいて聞いてほしいみたいに。


あんなことがあってね

こんなことがあってね

ただ、何がなくとも、話したいみたいに。


そんな気持ちが

私のどこかに残ってるから

思い出すのかもしれないと思った。



母親は仕事でいつもいなかったし

新しい父親と過ごすことも

よくわからないまま過ごしていた

あの頃の私が残していたままの想い。


家族と離れて、むしろ離れたくて

音楽の道を選んで

家族との距離感は目まぐるしく変わった。


絶対に頼るまいかと

頼ってたまるかと

プライドだけで立っていた10代

それでも、支えられていたんだと気付くには

自分ひとりでは何もできないんだと挫折をしてからで、

そしてそこから始まった 

自分の心との揉めあい


子供還りを繰り返し、

問題だと思うものは、ひとつひとつ解決したくて

必死で走った20代前半。


その間に

東日本大震災が起きて

全てがひっくり返った。


自分にとって何が大切なのか

電話の向こうの叫びに

私が出来ることは何もなくて


その日は大事なライブで

CDとギターしか持ってなかった



私、何やってるんだろう



と。





初めて、自分の信じたいと思ってきたものに疑問を感じた瞬間ていうのかな。



何度か書いてるからアレだけど

その衝撃たるや、もう。


そして、それも風化はしていく。

誰かとの心の交流を忘れるように

恩を忘れるように

思い出を忘れるように。



今はそれさえも

問題だとは思わない。



忘れることは悪いことではない。

忘れないと入ってこないものも、あるもんね。



いいも、悪いも、ないんだ。



覚えておきたいこと

忘れたくないこと

手を離したくないもの



それを、手放したくない内は しっかり握りしめていたいと思う。

そして時が来たら

そっと手を離せる強さも同時に持っていたいと思う。



 感謝の気持ちを持って。



今、東京という街で

誰かに出逢い、あの頃の未来予想図とは全く違う毎日でも


心と身体は嘘をつかないなぁ、と歳を重ねる毎に、体感として残っていく。

まだまだこれからだけどもさ。



人に触れて

喜び悲しむ。

心に触れて、笑って、泣く。


その瞬間を一緒に呼吸して、生を感じると

血の通う人間の凄さを感じる。



たとえばそれが文字だけの世界だとしても

救われていることは日常茶飯事だ。




このSNSの時代でも、繋がろうとする、話をしようとする

わかりあおうとする



伝えたい、と願って

伝わらないと悩んだりする



どうやって伝えていいかと

苦しくなり

そもそも離れる人もいる


 直接会っても

会ってなくても

どっちでもいいんだ


 



そんな風に

感じている今




幸せだな、と感じると

家族の顔を思い出すのは  




私にとってとても不思議で

そして、当たり前。




私が一番に

 自分の想いを伝えたかったのは

家族だったから。


それを分からずに

家族以外の対象に伝えることを選んだふりをして


外に出た。


そして

離れて、音楽からたくさんの恩位をもらい

それを家族に伝えたいと願っている私がいる。



私が音楽の道を志したのは

そんな遠回りを したかったからなのかも知れません。


時間をかけて

元の道に戻れるように 神様が用意してくれたギフトなのかもしれません



こうして

自分でも掴みきれなかった想いは


家族に向かって 伸びていくことを自覚したら



また、ぐんぐんと

音が伸びていくのかもしれないですね




そんなことを想いました




何よりも


私は最初から家族の愛情を

本当は知っていたからだとも思うの。


拗ねていたかったんだよね。

きっと。


背中で語る父は

父なりに私に気を遣ってくれている

毎年距離は近くなる

本音をこぼしてくれることもある


母は

なんだかんだ、私を認めてくれているんだと、感じるようになった


ただ言葉にするのがほんっとに不器用で

可愛い人なんだよね

きっとこんなこと言ったら

また考えすぎよとぶっきらぼうに言われんの。笑


でも、母は母で

悩んで私を育てたから

いろんな負い目もあるんだろう

それは

私を愛しているからだろう、ね


それ以外ないだろうね






なんてことを

こんなホームページのブログで書けるのは



母も父もネット見てないからだよ〜ん( ̄▽ ̄)笑笑


いや見てても構わないけど

ちょっと恥ずかしいよねさすがにね。

なんの自分語りだよってね( ̄▽ ̄)



久しぶりに殴り書き!

だって溢れてしまったんだもの。


小娘の戯言として、どうかお聞き流し下さいませ。笑





音楽が好きよ。

人間が好きよ。



愛したいと、願っています。

きっと、みんなそうだよね。


またライブレポ追い追い書きまーす。

今日も出会えたみなさん、ありがとう!



あ、あと

一人カラオケに行って

久しぶりに唄って、あーやっぱイイ〜って胸がいっぱいになっている

ヘビロテ中の曲。


azuru moon / Every Little Thing


YouTubeリンク貼ろうと思ったけどできないので

是非検索してみてね♪