心も体も全部使った

水曜の渋谷、仕事終わらせて、向かったその先。

そして、帰り道、歩いていられなくて、花壇に座って、バカみたいに泣いた。

なんてことない顔して通り過ぎていく人達の腰から下だけが、ずっと流れているように、私の曇った視界を何度も通り過ぎた。

 

いつまで泣いていたのか、いつまでそこで止まっていたのか、良く覚えていない。

 

でも、ほら、寒いから帰ろう、と

たまたま渋谷にいた友達に連れられて家路を辿った。

 

でも、気付くことは沢山あった。

その他のことは、今はあんま考えられない。

 

そうやって、ゆっくり確かめていけばいいのかな。

 

明日が休みで良かった…

沢山泣いて、頭が痛いけど、帰り道、何だか違う世界が呼んでいるようだった。

 

最後に残ったのは、ありがとう、だった。

そんなの、幸せ過ぎることなのかも知れないな、と思う。

悲しいことじゃないのか。

 

心も身体もめいいっぱい使って、全身で喜びを感じていた。

哀しみを感じていた。

全部涙になって、心が叫んでいた。

 

最後に残ったのは、小さな、気をつけて見てないと、見逃してしまいそうな。

愛だった。

 

確かに、それは、愛だった。

ありがとう。