挑戦

昼下がり、駅前で、

身動きが取れなくなって

ただ泣いた。

何の涙か分からなかった。

 

あの日の空も、そうだった。

何にも見えない未来だった。

でも、どう転ぶか分からないけど、この足で行ってみたいと思ったんだった。

待ち受けていたのは、絶望なんか程遠い、希望に満ち溢れてたものだった。

 

過去の自分が、

「そう簡単に変わってたまるか!ずっと此処にいたんだ。

そう易々と忘れないでくれ」と。

もがいている。駄々をこねている。

まだ時間が必要なのも分かっている。

飛び越えてきたものが、少なくないことも知っているよ。

だけど、もう、時間なんだよ。十分、この場所での生きたんだ。

そろそろ行かなきゃならない。

いつまでも、ここには、いられないんだよ。

 

勇気は使い果たせるものじゃない。

涙も、枯れ果てるものじゃない。

何度でも、何度でも、蘇るんだ。

 

人は何度でも、生まれ変われるんだ。

変わりたいと思ったその日から。

何度だって、立ち直れるんだ。

 

命が消えていったという連絡が入る。

同時に新しい命が生まれたという報告も入る。

 

そこに、普遍的な、私の信じているものがある。

 

そんなわけで、今まで2ヶ月間打ち込み続けていたオケを全消去しました。(違う)

もう一度、初めから。

 

何度でも。

諦めないこと。やめないこと。

伝え続けること。

答えが出なくても。

 

忘れなくていいから。

何も忘れなくていいから。

もう一度、掴みにいこう。

何度でも掴みに行こう。

 

大切なのは、私が、私を、諦めないこと。

どんな自分でも、許せるように。

どんな自分でも愛せるように。

 

明日は久しぶりのロングシフト。

土曜の渋谷に勝てるのか、正直自信はない。

笑顔でいることしか、私に勝算はない。